活動実績

議会改革-予算・決算委員会の設置

予算決算員会

北谷町議会の慣例で行ってきた3常任委員会への分割付託は違法状態である。

 北谷町議会では、毎年3月定例議会における予算提案の時、9月定例議会における決算時の審査は、3常任委員会(総務常任委員会、経済工務常任委員会、文教厚生常任員会)に分割付託して審査を行っています。下記の行政実例によれば一つの議案を分割して委員会に付託する行為(分割付託)は違法状態に当たります。

行政実例
条例案の分割付託は「できないものと解する」「予算は不可分であって、委員会としての最終的審査は1 つの委員会において行うべく、2 以上の委員会で分割審査すべきものではない」として、分割付託を認めていません。また、各種の解説書でも、議案の分割付託について、「予算については関係委員会に付託して審査している例があるが違法であること」、「当初予算の審査でいつも指摘されていることは、常任委員会への分割付託である。このやり方は違法といわれているが、多くの地方議会で行われている。」、「現状は違法状態が多数派だ。」などと解説されています。このように関係常任委員会に予算を分割付託する方法は、議案一体の原則に反し、委員会での修正ができないという欠点があります。」と書かれています。

現在の議会の流れ
今後の議会の流れ

 北谷町議会では、議会改革特別委員会が2018年より設置され、その委員である私は、予算決算委員会の設置を求めていましたが、委員長権限、多数により意見を取り入れて貰える事はなかった。しかしながら、2021年3月定例会において町議会史上初めて、組み替え動議の提案、修正動議が可決され、予算決算委員会における審議の重要性を身をもって知る事となる。
その結果として2021年7月現在、議会改革特別委員会において図のような予算決算員会の設置案の議論が始まった。
 私たち北谷ニライの風は2018年の改選前から、議会改革の必要性について議論をし、その一つがこの予算決算委員会の設置である。これで、違法状態の慣例から抜け出し、本来の議論が出来る素地が一つ出来そうだ。

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